- 2009年3月 3日 10:34
- 定額給付金
麻生太郎首相は2日夕、定額給付金について、首相官邸で記者団に「受け取ります。直ちに使って消費刺激に充てる」と表明した。受領しないとした当初の方針を転換することに関しては、実施の目的が生活給付より、「比重が消費刺激の方が高くなった」と理由を説明した。中川昭一前財務・金融相の辞任などで政権維持への厳しさが増す中、首相としては、給付金を主導した公明党が受け取りを強く求めたことも考慮したとみられる。
これに先立ち、自民党は役員会で、党所属国会議員に受け取りを指示する通知を三日に出すことを決定。細田博之幹事長は「生活支援と景気対策の観点から政府・与党で決定した政策だ」と受領を求め、首相は「自分も受け取って地元で使いたい」と述べた。
首相は昨年11月に政府・与党が給付金の実施を決めた直後、「もともと受け取る気はない」と明言し、「さもしい」などとして高額所得者に辞退を求めた。しかし、今年に入り、与党の要請を受けて軌道修正し、消費拡大のため高額所得者に受領を促したが、自身の対応は「その時に判断する」とあいまいにしてきた。これに対し、公明党は「もらうと言った方がいい」(太田昭宏代表)と不満を示していた。
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